点群、BIM/CIMデータ活用支援
ポリゴンメッシュ化やリダクション、点群と3Dモデルとの重畳表示、高品質なビジュアルによる3Dデジタルツイン、ARやVRでの体験型コンテンツ開発など、3Dグラフィックス技術で点群データ、BIM/CIMデータの活用を支援します。
点群データ活用の課題
点群データは、3Dレーザースキャナーなどで計測することにより得られる、物体表面の形状情報です。リバースエンジニアリングやBIM/CIMデータ化、品質管理やグラフィックコンテンツの制作などを目的とし、建設・土木業界やプラント業界、製造業を中心に普及しつつあります。
一方で、収集した点群データの処理については課題も多く、活用が進んでいるとは言えません。
ビューワーやBIM/CIMソフトに取り込んで確認またはガイドとして使用する以外の用途では、サーフェス、メッシュ化が必要となります。多くの自動生成ソフトがあるものの、ノイズや貫通などの不良が生じるケースがほとんどで、ビジュアル的にも妥協を強いられがちです。サイバー空間内に物理的な現実世界を再現させるデジタルツインが注目される中、膨大な点群データをいかに適切に処理し、活用するかは、業種・業界・分野を問わず多くの企業が課題として抱えています。
ゲームエンジン/リアルタイムCGによるビジュアライゼーションで解決
点群データをフルに活用するには、質の高いポリゴン化が不可欠です。
当社は、CG制作で培ったレンダリング技術やモデリング技術、各種受託開発で培ったソフトウェア技術により、点群データそのものの表示はもちろん、LiDARなどで取得した大規模な点群データの活用によるメッシュ(ポリゴンサーフェス)などのジオメトリデータへの変換に対応いたします。
また、ゲームエンジンの活用により、BIM/CIMデータとの重畳表示、その他の3Dデータを活用したVRによるシミュレーション環境などのリアルタイムコンテンツ制作まで、さまざまなCGビジュアライゼーション手法でお客様のニーズにお応えします。
- 点群データのメッシュ(ポリゴン)化
- ゲームエンジンによるBIM/CIMデータとの重畳表示
- クラウドサーバーによる点群データ、BIM/CIMデータ管理
- シミュレータやVRなどのリアルタイム3DCGコンテンツ、ゲーム、映像制作
- 大規模点群データとメッシュの重畳表示・編集を可能にするMayaプラグインビューア開発
- その他、各種機能開発
Unity ReflectでBIMモデルと点群データの重畳表示や多人数・多拠点設計レビュー
村本建設株式会社
当社は、生産性および品質向上を実現するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、BIM・点群データ活用ソリューションを開発、提供いたしました。
当社が村本建設に対して開発、提供したBIM・点群データ活用ソリューションは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供するゲームエンジン「Unity(ユニティ)」と、3次元の建物デジタルモデルと管理情報を統合したBIMデータを連携し、リアルタイム 3Dモデリングをシームレスに実現する「Unity Reflect(ユニティ リフレクト)」を活用したものです。データ容量が大きくなりがちな点群データも現場で扱いやすいように軽量化し、BIMデータと点群データの重畳表示による進捗管理ワークフロー、および多人数・多拠点での設計・点群データレビュー環境を構築しました。