導入事例

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社|3D浸水ハザードマップ

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社に対し、災害時の浸水情報を3D表示する『3D浸水ハザードマップ』を自治体向けのPoC(概念実証)として開発・提供いたしました。(2022年6月発表)

あいおいニッセイ同和損害保険/シリコンスタジオ

既存の防災アプリとの連携も見据えた自治体向けPoC

豪雨や河川の氾濫の際に避難判断の指針となる洪水・浸水ハザードマップが多くの地方自治体において提供されています。
しかしながら、現在のそれは2次元地図として提供されている場合が多く、浸水の深さや避難の必要性を実感することが容易ではありません。

『3D浸水ハザードマップ』は、災害による被害の自分事化を実現するため、より視認性に優れ、生活者視点に立った3D表示のハザードマップの実現を目指し、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社から当社が委託を受けて開発したものです。
国土交通省の都市モデルデータベース「PLATEAU(プラトー)※1」のデータやその他のGIS情報をユニティ・テクノロジーズ社が提供するゲームエンジン「Unity(ユニティ)」に取り込み、以下のコンセプトにもとづきコンセプトの実現性や動作の確認、課題の抽出、追加機能の検討などを目的としたPoCとして開発・提供しています。

1)視覚的に浸水深を判断できるものであること
2)直感的に操作できるUX※2・UI※3設計であること
3)cmap(シーマップ)※4または地方公共団体が提供する既存の防災アプリと連携できるものであること

主な機能と動作OSは以下の通りです。

  • 地図内の移動・ズーム・住所表示
  • 災害発生時の特定条件での浸水表示
  • 浸水の比較対象物の表示
  • 対応OS:Windows

 

3D浸水ハザードマップ

※1 航空測量等で取得されたデータから生成した日本全国の3D都市モデルが無償でダウンロードできる、国土交通省が主導のオープンデータ化プロジェクト。
※2 UX:User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略。ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験。顧客体験。

※3 UI:User Interface(ユーザーインターフェース)の略。ユーザー(利用者)と製品やサービスとユーザーとの間で情報をやり取りするための表示画面や操作方法を含むインターフェース(接点)すべてのこと。
※4 cmap:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、エーオングループジャパン株式会社、横浜国立大学の産学共同研究から誕生した、台風、豪雨、地震による被災建物棟数を予測し一般公開するサイト・アプリケーション。

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※ 「Unity」は、米国およびその他の地域でのUnity Technologiesまたは関連会社の商標または登録商標です。
※ その他、記載されている名称は各社の商標または登録商標です。

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