UEによるハイクオリティ分散レンダリング
PCをレンダリング作業で占有されていませんか?
演出チェック用のムービー出力は意外と時間がかかるものです。
Unreal Engine(UE)によるハイクオリティ分散レンダリングは、リアルタイムレンダリングのメリットを最大限に生かして制作プロセスを高速化します。
「ポストプロセスでクオリティをあげたいが、マルチパス出力が面倒」というお客様にも最適なソリューションです。
レンダリングに追われるキー局放送アニメ制作において、V-Ray、Arnoldといったプリレンダリングエンジンの有効な代替手法になります。
AWS Thinkbox Deadlineで構築します
既存機能でも分散レンダリングは可能なものの、実際は入力するパラメーターが多く、面倒で柔軟性がありません。環境構築のノウハウがないと、取り組みへのハードルも高くなってしまうものです。
当社が提供するUEによるハイクオリティ分散レンダリングなら、ワークフローに合わせたカスタマイズにも対応いたします。
また、クラウド環境も構築することで、オンプレとクラウドのシームレスなレンダリングタスク管理が可能です。AWS Thinkbox Deadline を使用して構築します。
空いてるPCを使うからパラメーターもハイクオリティに
「こんな設定だと重たいな」と思える設定でも、空いてるPCなら対応可能です。以下のような設定も瞬時に切り替えることができます。
- ティアリング無し
- フレームレート維持
- アンチエイリアシングの調整
- Path Tracerの調整
- 豊富な出力ファイルフォーマット
- マルチパス出力
ポストエフェクトも高品質&スピーディーに
当社のポストエフェクトミドルウェア『YEBIS 3(エビス)』をUEと同レベルのレイヤー出力に対応する予定です。
インゲームと同じ高品質な表現が可能となります。
ムービー化作業ならではの課題改善に取り組みます
単純にレンダリングが早くできれば解決というわけではなく、当社ではこれまで把握している以下のようなお困りごとの解決に取り組んでまいります。
- UEの手順を簡単にマクロ化したい
- Blueprintで文字列の正規表現が使いたい
- カメラアニメーションのreimport機能がほしい(手動でキーフレームをインポートし直さなければならないので更新が面倒)
- シーケンサーへのfbxの登録を容易にしたい(自動化したい)
- シミュレーションがカット切替で破綻してしまう
- AnimNotifiesの容易な確認方法がない
- エミッターの位置関係の確認を容易にしたい
- インカメラVFXならではの問題 etc…