導入事例

CGレンダリングパイプラインの設計・構築

株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム

当社は新海誠監督の最新作映画『すずめの戸締まり』の制作環境として、クラウド、オンプレをシームレスにつなぐCGレンダリングパイプラインを設計・構築し、提供しました。(2022年11月発表)

クラウド、オンプレをシームレスにつなぐCGレンダリングパイプラインを設計・構築

クラウド、オンプレをシームレスにつなぐCGレンダリングパイプラインを設計・構築

新海誠監督が手がける最新作の長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語です。2022年11月11日(金)に全国で公開されました。

当社は本作品の制作環境として、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上に構築したクラウドレンダリング環境とCWF社内のオンプレミス環境との違いを意識させない、シームレスなジョブキューイングシステムを含むCGレンダリングパイプラインを、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)スポットインスタンス※1とAWS Thinkbox Deadline※2により設計・構築しました。
After Effect、3ds Max、Houdiniといった既存ツールと各種プラグインを組み合わせ、日本語環境固有の問題解決しつつレンダリングの高速化を実現しています。これにより、さまざまな要因でオンプレミスレンダーファームのキャパシティが不足した場合でも、作業者が意識せず、即座にレンダーファームのキャパシティを増やすことが可能となり、作品制作の効率化に貢献しました。

※1 AWSのAmazon EC2で利用できるインスタンスタイプの1つで、AWS上の使われておらず待機状態のEC2を安価で利用できるサービス
※2 AWS Thinkbox製品の1つで、Windows、Linux、macOSベースのレンダーファーム、管理、計算マネージメントツールキット

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